古民家鑑定から新築へ〜古材を生かして


埼玉県桶川市



最初のご縁は、築100年のお住まいの古民家鑑定でした。
3代大事に住み継がれてきた家でしたので、手入れも行き届き
古民家鑑定の結果、リフォームすれば問題なし、と報告させていただきました。

リフォームのご要望は、子どもが巣立ち広すぎる家をコンパクトにしたい、とのこと。

そこで、元は屋根裏の作業場所だった二階子ども部屋をすべて撤去し
1階のみで夫婦二人が老後を気持良く過ごせるご提案を・・・
とお話ししているうちに・・・「やはり基礎に不安が残るので」と
思いがけず、建て替えしようということになりました。


家族構成:
70代夫婦

 構造:在来木造平屋建
 敷地面積:2917.73u(882.61坪)
 建築面積:140.86u(42.61坪)
 延床面積:129.97u(39.31坪)



築100年の旧家
【建築豆知識】
昔の古民家は玉石の上に直接柱が立っているので基礎がありません。
よって柱の根元が直接土に接することもままあり、腐りが生じることも。
また地震によって玉石から柱がズレ落ちてしまうこともあり、耐震的に不安定な面も。
ここに新たにコンクリートの基礎を入れることも不可能ではりませんが、
建物全体をジャッキアップして、もしくは引き家して移動・・など
大変大掛かりな工事となります。


建て替え決定!とはいえ、やはり代々住み継がれてきた家への思いはひとしおです。
そこで、旧家の大黒柱や大梁など構造材で使えるものは再利用しましょう!
ということで設計がスタートしました。まずは、既存建物の構造を調査です(小屋裏)↓



どの柱が使えるのか?再利用できる大梁をどうデザインして再生させるのか?
既存調査は小屋裏にもぐっての大変な作業でしたが、通常の新築設計では
味わえない醍醐味がありました。古材を生かすも殺すも設計しだいですから・・

再利用したいものは構造材だけじゃなくて・・こんなものや、あんなものも・・さあどうする?!



いよいよ解体工事始まりました・・家紋入りの鬼瓦も再利用します!

工事の模様はブログにて!


 
解体して出てきた古材たち!おー、なんと立派な!

上棟! 黒いのが古材、白いのが新材。さて、どのように仕上がっていくのか・・



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